しけもく

備忘録

「春」

春は好きだ。 何も失っていないのに何かを取り戻せた気がして、それを暖かさが包んでくれる。 年末よりも1年を振り返ることが多くて、なんかんだで成長した自分を誇らしく思えるときも虚しく思えるときもある。 たいていの不安は後から見たら良い思い出で親…

「いつか」

5年前の今頃、ドラムをしてる友人から勧められたこの曲。 YouTubeのオススメにはあったけどなぜかそれまで聴かなかった。 当時数万回再生。 名前の聞いたことのないバンド名に再生ボタンを押すのをすこしためらったが勧めてくれるならと聴いてみた。 「坂道…

「富士山と好きな人」

新幹線から見る富士山はいつだって綺麗だ。 凛とした強さ、幻想さは変わらず美しい。 それは好きな人も同じなんだとふと気付いた。人は人を好きになるとどうやら年中無休24時間営業でその人が完璧なように見える。不完璧さすら込みでの完璧。いつだって美し…

「分析」

僕は分析をするのが癖で、人のことはもちろん自分のあらゆることにも分析してしまう癖がある。 1番ひどかったのは自分の泣く瞬間の分析で、泣く前の感情の起伏はもちろん、鼻先からつんとして、そこから涙が出てくるのかなど脳内で実況しながら泣いたことも…

「老害」

人は何かに当てはめるのが好きな生き物だ。 好きというより当てはめることで安心する生き物で、見たことない俳優がいれば誰かに似ている、初めて聴いたバンドの声にはあのバンドに似ている、など。 未知のものには既知のもので当てはめる。 そうすることで自…

「若さ」

生きてるいまが1番歳を取っている。 だから何かを始めるにはもう遅いと言うし、 歳下の人を羨ましく思う。 だけど何かを新しく始めるとき、そのときは生きてるいまが1番若くもなる。 事実は受け取りようだ。 事実をどう信じるかで真実は変わる。 そこに一人…

「きれいと言いましょう」

「肌きれいですね」と、ふと店員さんに言われたとき男ながらすごく嬉しかった。 最低限の化粧水、乳液しかしていないのに肌きれいの一言にこんなに嬉しくなるとは思わなかった。 ここで言いたいのは男性はもっと女性に、「きれい、かわいい」と言葉にしよう…

「某力」

言葉の力ってのは恐ろしい。 目の前に何もないのに言葉1つでそれがあたかもあるように見える。 言葉の暴力と聞くと悪口など耳を塞きたくなるようなイメージだけど、自分を変えてしまう、心の奥底に眠っていた感情を言語化されたときのような、人生を変える瞬…

「生きる理由」

好きな人は生きる理由を与えてくれた。 そう思った時もあった。 だけど好きな人はある日突然から死ぬ理由を与える存在にもなった。 そうだ、元々誰かに生きる理由なんて求めてはいけなかったのだ。 期待はいつか裏切りで返ってくる。 短い人生でもそれを嫌と…

「いいね」

色んな人のIove youの意訳を見かける。 自分にとってのIlove youは何かなと考えたときにふと出てきたのが"いいね"だった。 ただただいいね。 君という存在にいいね。 どこで何をしていようが関係ない。 君が生きてるだけでいいね。ハートマークのいいねなん…

「自分」

"本当の自分"とか"素の自分"と言う人をどこか信じられないのは私だけでしょうか。 どんな姿も本当の自分でそれに嘘も本当もない。 心の底を見せられる自分という意味で言ってるんだろうと思うけど言葉の違和感を覚えてしまう。 そして本当の自分を例え見つけ…

「陰謀論」

何かを急かしてくる夏。 どこか暗い冬。 ぜんぶ、きらいだ。 そんな夜がある。 でもきっと、そういうときは何よりも自分が嫌いで、それを世界のせいにしてるだけ。 なんでも世界のせいにしたら人生が楽になるって陰謀論を信じてる人と同じだ。 なんてポエム…

「涙と笑顔」

僕が笑っている頃 君は1人知らずに泣いている。 そしてその辛さが立ち上がり決意した頃、 その決意に僕が涙する。 もう君が涙することはない。 決別の笑顔。

「好きの反対」

好きの反対は無関心、愛の反対は憎なんて言うけれど「恋」の反対ってなんだろう。 そして自分なりの答えとしては「他」になった。 恋はある1人の人に一点集中にいくもの。 それに対して他はその他。分散。 だから恋人と他人という言葉があるのだと思って、あ…

「浮気」

尽くしすぎて相手に浮気をされてしまう人はもちろん悪くない。 悪くない前提だけど、一方で愛にも総量があることを知っておいた方がいい気がする。 人の愛には決まった量があって減ることはあっても増えることはない。 そしてその量は均等になることもない。…