「老害」
人は何かに当てはめるのが好きな生き物だ。
好きというより当てはめることで安心する生き物で、見たことない俳優がいれば誰かに似ている、初めて聴いたバンドの声にはあのバン
ドに似ている、など。
未知のものには既知のもので当てはめる。
そうすることで自分の知っている範囲に収めることが出来るから安心するのだ。
そうやって経験で未知を当てはめれば、いずれその経験のなかでは当てはめられないものが出てくる。
そのときに人に出来るのは「批判」や「拒否」しかなくなる。
だから経験の幅を広げる、知識の幅を広げることは受け入れ先を増やすことに等しい。
批判や拒否しかしない人間は性格が悪いのではなく、それしか出来ない。