しけもく

備忘録

「某力」

言葉の力ってのは恐ろしい。

目の前に何もないのに言葉1つでそれがあたかもあるように見える。

 

言葉の暴力と聞くと悪口など耳を塞きたくなるようなイメージだけど、自分を変えてしまう、心の奥底に眠っていた感情を言語化されたときのような、人生を変える瞬間が僕にはあった。

 

暴力と書くと違うから某力にしてみる。


不思議な力、某力。

 

確かにあの瞬間その言葉を見たときに何かが変わった。

 

それを体験したことない人に自分の手で体験させてみたい。

 

どこで出会えるかはわからない。だからこそ旅に出る。

言葉に触れる旅に出る。

 

自分が使う言葉が変われば人生が変わる、なんて使い古された表現があるけど人生を変える言葉に出会ったらそれが本当だとわかる。

「生きる理由」

好きな人は生きる理由を与えてくれた。

そう思った時もあった。

 

だけど好きな人はある日突然から死ぬ理由を与える存在にもなった。

 

そうだ、元々誰かに生きる理由なんて求めてはいけなかったのだ。

期待はいつか裏切りで返ってくる。

 

短い人生でもそれを嫌というほど学んだ。

いや、学ばされた。

 

けどそこで殻にこもるほど若くもない。

だから生きる理由なんてなくとも生きていく。

 

たとえ死にたくなる夜があっても。

「いいね」

色んな人のIove youの意訳を見かける。

 

自分にとってのIlove youは何かなと考えたときにふと出てきたのが"いいね"だった。

ただただいいね。

君という存在にいいね。

 

どこで何をしていようが関係ない。

君が生きてるだけでいいね。
ハートマークのいいねなんていくらでも押せる。推せる。

 

だから好きになってしまったら軽々といいねを押せなくなる。

 

それはもうただのいいねではなくなるの
だ。

 

こんな自分にも、いいね。

「自分」

"本当の自分"とか"素の自分"と言う人をどこ
か信じられないのは私だけでしょうか。

 

どんな姿も本当の自分でそれに嘘も本当もない。

 

心の底を見せられる自分という意味で言ってるんだろうと思うけど言葉の違和感を覚えてしまう。

 

そして本当の自分を例え見つけたとして何が待
っているんだろう。

 

そういってる人に待ってるのは何かへの心酔と洗脳しか感じない。

「陰謀論」

何かを急かしてくる夏。

どこか暗い冬。

 

ぜんぶ、きらいだ。

そんな夜がある。

 

でもきっと、そういうときは何よりも自分が嫌いで、それを世界のせいにしてるだけ。

 

なんでも世界のせいにしたら人生が楽になるって陰謀論を信じてる人と同じだ。

 

なんてポエムを書き出したら寝るに尽きる。

 

おやすみなさい。

「好きの反対」

好きの反対は無関心、愛の反対は憎なんて言う
けれど「恋」の反対ってなんだろう。

 

そして自分なりの答えとしては「他」になった。

 

恋はある1人の人に一点集中にいくもの。

 

それに対して他はその他。分散。

 

だから恋人と他人という言葉があるのだと思って、ある特別な人からある日一気にその他の1人になる。

 

だけど友人に成り代わるよりかはいいのかもしれない。